SDGsに関する取り組み

SDGs(持続可能な開発目標)とは、貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指し、2015年9月に国連にて定められた国際社会共通の目標です。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指し、17の目標が掲げられています。
ヤマダイでもSDGsの達成に貢献すべく、2017年よりSDGsに対する取り組みを開始し様々な活動を行っています。そこで、現在までに取り組んできた主な活動の一部を紹介したいと思います。

健康への取り組み

ヤマダイは食物アレルギーをお持ちの方にも食の楽しみをお届けしたいという想いから、原材料中に含まれている代替可能な卵・乳成分の使用を見直すことで、味・おいしさはそのままで一部商品を「卵・乳成分不使用」へと切り替えています。また、社会問題のひとつとなっている生活習慣病の予防に貢献するため、「手緒里庵」ブランドにて減塩並びに低脂質商品の開発を行っています。
さらに、商品づくり以外においては、2017年より公益社団法人「Save the Children」とスポンサー契約を締結し、子どもの貧困問題や災害時の復興支援、人道支援への取り組みなど子どもの権利を守る活動を支援しています。

  

環境への取り組み

動物性食材・アルコール不使用のカップ麺ブランド「ニュータッチ ヴィーガンヌードル」を通して、環境負荷削減に繋がる活動を行っています。
畜産は、植物性食品の製造に比べて多くの水を使用し、淡水の環境に影響を与えるといわれています。また開発途上国では人間の生活用水への影響なども発生しています。家畜からは温室効果ガスのひとつであるメタンガスが放出され、地球温暖化に影響を与えています。さらに、近い将来、陸地では世界人口の食料に値する家畜を飼育できる土地が不足するといわれていて、海では世界人口の増加により海洋資源も減少しているなど、動物性食材の消費に起因する環境課題は多くあります。
私たちは、植物性食品のおいしさを活かした商品をお届けすることで、おいしさの提供と環境対策の両立に取り組んでまいります。

  

フードロス削減への取り組み

ヤマダイでは商品の賞味期限を「週ベースで統一」のルールを採用しています。一般的に採用されている「日にちベース」での管理の場合、賞味期限6カ月の商品は、例えば製造日1月1日⇒賞味期限7月1日、製造日1月2日⇒賞味期限7月2日となりますが、ヤマダイが採用する「週ベース」での管理の場合、賞味期限6カ月の商品は、例えば製造日1月1日~1月7日⇒賞味期限7月1日となります。賞味期限を1週間で統一することにより、流通上の管理手間削減や、賞味期限が逆転することによるフードロスの発生を削減することができます。
また、一般的には賞味期限6カ月のカップ麺業界において、独自に保存試験・検証を行うことで「ニュータッチ ヴィーガンヌードル」では9カ月の賞味期限を実現しています。これにより、長く商品をお楽しみいただけるようになり、フードロスの削減に貢献しています。

  

その他、環境保全への取り組み

ヤマダイでは二酸化炭素排出削減にも力を入れています。例えば、「ニュータッチ」レギュラーシリーズでは、国内産原料を活用することで、原料輸送の際の二酸化炭素排出の削減に貢献しています。また2023年には、プラスチックカップのサイズを小さくすることで、燃焼時に排出される二酸化炭素が減少するような取り組みを実施しました。他にも、坂東ファクトリーでは、石油や石炭などの他の化石燃料と比較して、二酸化炭素や窒素酸化物の排出量が大幅に少ないLNG(液化天然ガス)を活用するなど、様々な取り組みを行っています。

  

人材開発への取り組み

ヤマダイでは社員の成長やスキルアップなどを目的とした社内の研修制度を実施しています。例えば、新入社員研修、若手社員研修、中堅社員研修といった社歴・キャリアに合った内容での研修の実施や、新入社員を対象にしたメンター制度の採用です。メンター制度では、身近な先輩に1対1で仕事面・生活面の悩みを相談できる機会を設けることで、新入社員が少しでも早く馴染めるようサポートをしています。
さらに、社員全員に平等な機会を提供することにも力を入れています。若手から活躍できる環境の提供、キャリア面談を通し社員にあったスキルアップ機会の提供、男性育休の取得サポートをはじめ、複数カ国語での掲示物掲示・礼拝堂の設置など、文化・宗教・ライフステージの変化も含めて、多様な状況下にある社員が働きやすい・働きがいのある職場環境づくりに取り組んでいます。